前回は、厚労省の両立支援等助成金(育児休業等支援コース)の「申請時期」についてご紹介しました。
今回は、この助成金のポイントとなる「育休復帰支援プラン」についてお伝えします。
育児休業等支援コース
育児休業等支援コース:育休取得時30万円、復帰時30万円
本コースの要件の1つが「育休復帰支援プラン」の作成です。

プランは、育児休業を取得する従業員が安心して休業に入り、円滑に職場復帰できるよう、業務の引継ぎや休業中の連絡など、会社があらかじめ作成する計画です。
具体的なプラン作成の進め方
プラン作成は、
①今後、育休対象者には「育休復帰支援プラン」を作成することを従業員全体に周知
②対象者が出た場合、育休前に面談を実施
③面談内容にもとづき、プランを作成(業務の棚卸し・引継ぎ、休業中の情報提供など、期限と具体的な取り組みを盛り込む)
④プランに基づく運用ーーといった流れで進めます。
実施する時期
①②③は、育休開始前(産休から継続して育休取得の場合は、産休開始前)に行います。休む前に行う要件があるのも、この助成金のポイントです。
①~④の日付順にも意味があります。
プラン作成といわれて、対象者が戸惑わないよう全体に周知したうえで、面談し、面談の内容をプランに盛り込む――という順番。当然ながら、業務の棚卸し・引継ぎは休業前に完了させます。
なお、本コースは事業主ごと2回まで(無期雇用1回、有期雇用1回)の申請です。年度が替わってリセットされることはありません。助成金申請にかかわらず、その後も対象者が出ればプラン作成は必要です。
なぜ作成するのか?
毎回のプラン作成は負担、という率直な声も聴く一方、「(プラン作成で)引継ぎ期限が明確だったため、休業に入る従業員が詳細なマニュアルを作成してくれた」という話もありました。コミュニケーションツールにもなり、やることと、期限が可視化できるのがプランの意義の1つだと思います。
休業中の連絡も「みんなに知らせている情報は、休業中も伝えますね」「どういう連絡方法が良いですか」「時間のあるときに見てくれれば大丈夫ですよ」などの言葉も添えていただくと、受け止めもスムーズに。文字にすることも大事、ことばで補うことも大事と感じます。
プランをイチから作るのは大変なので、厚労省のモデル案も活用ください。
代替要員確保が難しいとき、役職者が休業に入るときなど10の事例がありますので、状況に合わせ、カスタマイズしてご利用ください。
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.mhlw.go.jp%2Fcontent%2F11909000%2F001553126.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK
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育休復帰支援プランの作成や運用については、「仕事と家庭の両立支援プランナー」による無料支援を利用できる制度があります。
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私自身も「仕事と家庭の両立支援プランナー」として企業支援を行っています。
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